岡谷電機産業はノイズ対策やサージ対策などに使われる
電気・電子部品を開発・製造しているメーカーです。
創立は1946年(昭和21年)。真空管や無線機開発からスタートした当社は、
以降70年以上の間にノイズ対策製品、サージ対策製品、LEDなどの表示・照明製品、
そしてセンサ製品など事業分野を拡大。
生産・開発拠点は日本、中国、スリランカに、また営業拠点も国内5カ所、海外7カ所に拡げ、
OKAYAブランドはグローバルに広がっています。
岡谷電機産業が創立されたのは、1946年(昭和21年)。その7年前に発足した前身となる事業では超短波真空管(エーコン管)、無線機など軍事で使う製品の開発にも携わってきました。
このとき培った技術は、戦後の製品開発にも生かされています。例えば、1946年よりラジオ用として生産された「一般受信用真空管」は、海軍に納入していた真空管の技術を活用。トランジスタの登場により1962年には生産中止となりましたが、その後ハイエンドオーディオ用として一度だけ復活し、好評を博しました。
また、真空管技術はサージ対策製品にも活用されており、雷害から機器を守るための装置である「ガラス管ガス入り放電管」にも活用されています。
一方で、当時としては最先端技術に挑み続けたのも、OKAYAの歴史です。電源のオンオフ時に発生する火花を抑制する装置「スパークキラー」は、1976年に他社に先駆けて海外安全規格(CSA規格)を取得。また現在主力商品となっている「ノイズサプレッションキャパシタ」も、海外安全規格を取得し、業界をリードしてきた製品です。
さらに、今ではどこにでもあるLEDを表示関連製品に採用したのは、1970年代のこと。時代を先取る新製品や技術を、次々に開発してきたのもOKAYAの特徴です。
生活するうえで、普段はあまり目にしないOKAYAの電子部品。しかし、私たちがつくる製品は身近なところに存在し、これがなければ生活にさまざまな影響を与えるようなものばかりです。
例えば、家庭用のエアコンひとつを取っても、外部への電磁ノイズ放出を阻止するためのノイズ対策製品、安全性を高めるためのサージ対策製品など、いくつものOKAYAブランドが使用されています。
こうした”脇役”ともいえる小さな電子部品は、「こんな商品があったら喜ばれるのでは」という探究心から生まれてきます。それが、私たちのものづくりへの情熱です。
商品そのものに華やかさはありませんが、それでも必要だと考えられれば細かい部分にこだわり、世界中から最新技術をいち早く採用し、柔軟な対応で製作してきました。
新製品開発だけではありません。カスタム商品をお客様仕様に変更する際など、顧客のどんなニーズにも対応できる技術力は、OKAYAが培ってきた実績とノウハウが発揮されています。
近年では、これらの技術を後継者に伝承していくために事業企画部を設立し、技術の継承にも努めています。
OKAYAでは「顧客の立場から、顧客が必要とする製品を提案する」提案型営業をとっています。
現状では対応が難しそうな要求についても、まずは受入れ、可能な限りの提案を行う。直接の顧客だけでなく、その先の顧客までを考えて提案する。それが、OKAYAの提案型営業です。
例えば、サージ対策で困っているお客様から対策部品の要望を受けた場合、机上の製品提案だけでなく、実際に試験装置を用いた立ち会い試験をおこない、より優れた製品を提案していく―そんなことも、営業では日常茶飯事でやっています。
また、トラブルが発生した場合、窓口となる営業担当が顧客をサポートするとともに、関係部署一丸となって対策・改善を実施するなど、事細かなところまで先廻りした内容には、多くのお客様から好評をいただいています。
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