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スパークキラーの選定方法 その1

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スパークキラーの接続箇所について

直流回路の場合、接点の両端(図-1)もしくは負荷の両端(図-2)に接続して下さい。接続箇所によるサージ吸収効果に差はありませんが、接点でスパーク(火花)が目視出来る様な状態においては、接点の両端に接続(図-1)した方が有効な場合があります。

図-1media_170308_fig02.gif

交流回路の場合、負荷の両端(図-3)にスパークキラーを接続する事を推奨いたします。

図-3

交流回路においてスパークキラーを接点の両端に接続した場合、接点OFF時においてもスパークキラーを通して漏洩電流が流れてしまいます(図-4)。負荷がミニチュアリレー等の場合、微少な電流でも動作してしまう可能性がある為、誤作動の原因になります。
図-4

インバータ回路の二次側(出力側)にはスパークキラーを接続しないで下さい。インピーダンス電流により抵抗の異常発熱を引き起こす可能性があります。


使用回路電圧について

回路電圧以上の定格電圧のスパークキラーを選定して下さい。電源周波数が商用周波数(50/60Hz)以外の回路では使用しないで下さい。商用周波数以外の回路電圧で使用した場合、スパークキラーを構成する抵抗器が異常発熱する可能性があります。

スパークキラーの定格電圧は全てAC電圧表記となっておりますが、DC回路でも使用可能です。AC定格電圧をDC電圧に換算して使用可否を確認して下さい。

【AC→DC換算式】

使用可能DC電圧 ≦ AC定格電圧 √ 2

【AC定格電圧に対する使用可能DC電圧】
製品定格AC電圧   使用可能DC電圧
150Vac 212Vdcまで
250Vac 353Vdcまで
275Vac 388Vdcまで
500Vac 707Vdcまで


海外安全規格必要の有無について

海外安全規格(UL, EN等)対応が必要な場合には、海外安全規格取得製品を選定下さい。

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